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佐渡一周戦線 ~2日目~

2019年09月12日 00:04

朝4時半、起床。

宿のオーナーさんによると、昔よく自転車を盗まれてたらしい玄関先に自分の自転車を確認して安堵することから一日が始まる。





信濃川のほとりにある朱鷺メッセ、のほとりにあるフェリー(写真左奥の船)に乗る。

6時出港で5時前に出たけど、それでも少し焦る。

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乗る前は畳むのめんどくさいから2000円で自転車をそのまま積もうと思ってたのに、

気づいたら畳んでた。畳んだら手荷物として480円。




ウミネコさん。

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朝っぱらからカッパえびせんだなんて健康によくないですよ。母より。

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船内でかっぱえびせん売ってて、それを目的にウミネコがたくさん飛んでくる。

船の横を旋回して、何回も何回も食べに来る。

佐渡港かっぱえびせんエンデューロ、今日も開幕である。



たまにルール違反もする。ウミネコだもの。

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フェリーに乗るのは2014年に青森~函館間に乗った以来。

何をするでもなく、というか何をするかわからずとりあえずベンチ。



乗る前にフェリー乗り場にあった手書きのかわいいパンフレットを何枚かもらっていて、

それによると佐渡島フェリー乗り場に特製ハンバーガーがあるようだ。

着いたらそれを食べよう。

それを胸に、ムシムシする海上を、サンサンと圧迫してくる太陽を見ながら、甲板のベンチでボーッっとしてる。


だが、このときすでに重大な過ちを起こしていたとは、まだ知る由もない。

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着いたー!!

時間にして2時間半。実は船は得意でないが、まだ耐えられる方だ。

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さてと、件のハンバーガーはっと…。

…。

よく見ると、向こうの乗り場でもらったパンフレットの見出しには「船内レストラン」の文字が。

…。

帰り食べよう。帰り。



そ、そうだ。朝ごはんを食べてなかったんだった。

グーグルマップを見渡す。ワードは「ごはん」。

どうやらフェリー乗り場の中に朝8時からやってる食堂があるらしい。

そうだよね、こうゆうところだから、ちゃんとあるよね。



~ すでに自転車を組み立てて周辺のお店を探したあとでフェリー乗り場に戻ってくる そしてそのお店の前に立つ ~


「今日は仕入れの為、朝10時開店です。」の張り紙が入り口の脇に。




うそん。

時間はこの間にも刻々と過ぎている。

今日が一番の移動距離で100キロくらいだろう。

既に9時半を回っている状態で、これ以上探してもお店に入って朝ごはん食べてだとそれこそ時間がなくなりそうだ…。


グーグルマップを見渡す。ワードは「コンビニ」。


テンションはだだ下がりである。

フェリー乗り場から1キロ弱離れたローソンで、簡単に朝ごはんを済ませ、これから走る予定の右半周(というか外側一体)にコンビニがないことは確認したので補給食も買って、しぶしぶ出発。



おけさ(佐渡の民謡と踊り)どころではないんですよ、お姉さんがた。

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気分は悪いが天気はすこぶる良い。

走り始めてすぐに現れた港町独特の大通りを見て、悪い気分はどこへやら。

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時刻は10時過ぎ。

これからあの山の裏側を走ってここに戻ってくる計算。

まあ最悪夜着くだけか、と諦める。

とりあえず目の前の景色が良いから良し。

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というか景色が予想より遥かに良いぞ?

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これは…。

これはぁぁあ~。

これです。

僕の求めていた景色はこれです。(始終ニヤニヤしている)

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今までこんなにも、空と海と山と大地が一画面にハッキリと別れた景色は本当に見たことがない。

来てわかったことですが、とても田んぼが多い。そして海沿いでも崖が立ってて、だからこんな画になるんだなあ。

と、一人分析して納得していると、後ろから「どこからきた?」と声をかけられたのに気づいて振り向くと、

いかにも農業の一休みというようなおじいさんが、道路に面した家の木陰から話しかけてきた。

「今日はすごいいい景色ですね」と話しかけると、

「いや毎日いい景色だよ」と返ってきた。いやおみそれた。

おじいさんによると、昔は人口12万だったけど、今は6万ほどらしい。6万でも多いと思うけど。

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覚悟はしていたけどアップダウンは結構ある。

でもさすがにこの景色を前にして(しかも時間はやはりそんなにはないので)、あまり気にならない。



のは良いんだけど、すごい暑い…。

近頃、補給はオレンジジュースがミネラルも少々の塩分も含まれてて良い、というどこかの記事を読んで

水とお茶とオレンジジュースを切らさないように、自転車を見つけては在庫を確認する。

どこにでもオレンジジュースがあるわけじゃないので、なかったらアロエジュースとかグレープフルーツジュースとか。


とある自販機でグレープフルーツジュースを買おうとしていたら、設置された家の玄関からおばちゃんが出てきて、

「今日はまたあついよ~」と、家の中にいる人につぶやいていた。

地元の人がそういうんだから、よほど暑いんだろう。

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内陸に入る。

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食べ物屋さんがないのはなんとなくわかってて、そのために補給食は買ってあったけど、

できるならやはりちゃんと食べたほうが良いので、「レストラン」の文字を見かけて思わず入る。

きっと今味噌汁飲んだらめっちゃ染みるだろう。

そう思ってサバ焼き定食を注文。


店内は昼過ぎでも少し薄暗く、店内は小さな子供連れの親子と、隣にカップルが座った。

自転車を漕いでる間は風のせいもあってあまり汗を感じないけど、

停まってしまうと今までの文を全部返すようにダラダラ。

絶対カップルに変なやつに見えたよ。まったくこれだから自転車旅は…。


そんな僕の気をよそに、店内は甲子園野球の放送が響く。


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右側半周も内陸に入る。もうあと30キロほど。

気のせいか、海沿いより暑い。

この写真を見ただけだと全然島という感じがしない。

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大きな森が多くて、ふと轍を見つける。

このままずっと走って早めに着いても良いんだけど、

自転車旅の良さってもっとこう、寄り道だと思うんです。(時間とか地形とかで実際はなかなか難しいんだけれど)


なのでガタガタ道をゆく。

田んぼでは鳶のたこが忙しそうにしている。

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寄り道に気が済んだら、あとはさっさと走る。

下の写真の右にある丘の上の建物がそれ。

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ホテルに着いて、お風呂と洗濯を済ませて夕飯に出る。

暗くてよくわからないけど、湾状の海に生活の明かりがたくさん跳ね返ってて2倍賑やかに見えた。

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3日めに続く。




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佐渡一周戦線 ~1日目~

2019年09月03日 00:39

ちょっと駅前でこけましてね。

ひっくり返っちゃいました。

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というのは冗談として、

急遽お盆に一週間休みが取れたので(今まではずらして夏休み取ってたので言い方は適切ではないかも…)、

久々に自転車で遠出してきました。




目的地は、

日本地図


佐渡図


佐渡です。



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「こうのとり、たちずさんで」レビュー

2019年07月15日 00:08

難しい映画でした。

国境を超えてギリシャに逃れてきた人たちが

ギリシャ国民にもなれずに国境近くに追いやられ

国境の更に間に挟まれて

希望を持ちながらも、帰る家を未だ持てないでいる。

故郷を逃れて国境を超えたは良いものの

残してきた人たちにも傷は残り

あからさまに繋がりを残したままの(河を挟んで見える距離にいる)痛み。

きっと、どうして国境を超えたんだろう、と僕が彼らだったら、そう思う。

うまいこと言えないけど(そもそももう一回は見ないとはっきりとは分かりきれないけど)、

ずっしりとした苦しみが感じられました。


1991年の映画のようですが、

影の印象が強くて、特にバーがすごく雰囲気あって、

厚いカーテンがかけられているんですが、それがもうすっごい匂いがするようで

なんか小旅行した感じでした。


察する能力がないと理解するのに時間がかかりそうな映画ですが、

救いがあるのかないのか問われる、

僕の好きな映画でした。

見つめ合うシーンが、けっこう笑ってしまったけど。


『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』レビュー

2019年06月29日 23:28

生きてていいんだなあ。

見終わったあと、なんか漠然とそう思った。

主人公ルーウィンは、彼女から言われたように確かにクズなのかもしれないけど、

そのクズさをみんな許容していて、どこかで心配してる。


僕の友達にも似たようなやつがいたりする。

すごく勉強家で分析的で優秀なんだけど、

すごく偏屈で、所構わず人の文句言ったり、

自分が嫌だって言ったことを、言ったそばからやってて

わざとかっ、っていらついたり。

でも時々、突然詩的なことを言ったりして、人は見かけによらないなあと

友達の中では一番にそう思うやつ。

でも仕事が大変なのか、疲れたり苛ついてたりして

たまに心配になる。

でもそうやって気を許してると、またやらかされたり。


まあ状況はぜんぜん違うけど、

失敗してもそれが普通、状況が悪くてもそれが普通、

悪態ついて相手の気を悪くしても普通、

それをどこかで気にかけてて謝って普通、

一日一日の出来る限りを生きて、それで駄目なら駄目。

その積み重ねが人の厚みになる。

最初と最後はそういう意味だったんだと思う。



ほんと数年ぶりにレンタルで映画見たけど、

それもあってか、なんかこうぐさって言うより、

ぐにゅって刺さった。

小さく優しく。



落とし物の一つを見つけた気分で、今とても心地よい。

最近は、お風呂より仕事中に聞いてるLo-fi Hip Hop をまた流して、今日は終了。
https://www.youtube.com/watch?v=hHW1oY26kxQ


微速前進(新規自転車購入)

2019年06月10日 00:26

あー、どうも。

闇落ちしてるぷねおです。

いや、別に闇落ちしたいわけじゃないんですが、

なんかこう、そういうイメージそろそろとりたいなって気持ちも、あるんですよ。

いつまでも落ちてても何も良いことないでしょ?

読んでる方もつまんないし。ね?

でですね。

ちょっと買ってみました。



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じゃーん。

偶然寄った自転車屋さんに置いてあった、GIANT TRINITY COMPOSITE 2

お値段12万ポッキリ。

本当は税抜き25万する代物ですが、なにせ2012年のモデルでして半額以下に。

もちろん聞いたのですが、新品です。



ロードバイクに普段乗られている方は分かるとおもいますが、

このバイク、TT(タイムトライアル)バイクと言います。


タイムトライアルとは自転車ロードレースの種目の一つで、一人ずつ出走してゴールまでのタイムを競います。

僕はこのタイムトライアル競技が一番好きなのです。

なんで一番かというと、

まず他人を頼らないこと。

他のロードレースは前走者の影に隠れると、空力特性で影に隠れた人は通常より小さな力で漕ぐことが出来ます(ドラフティング)。

タイムトライアルはこのドラフティングが基本禁止されているため、自力だけでゴールを目指さなくてはなりません。

そこが良いのです。

他のクリテリウムやヒルクライムのようにコソコソ隠れて(るわけじゃなくてそれも作戦ですが)虎視眈々と出し抜くタイミングを狙うのもそれはそれで良いのですが、

誰も助けてくれない己一人の力で走り切る、そんな男らしさが光る、

それがタイムトライアルなのです…!



そして極めつけが、ハンドル部分を見てください。

ロードバイクによく見るドロップハンドルと違って、棒が進行方向に4本突き出ています。

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玄関周り汚い…(汗



これ、通常時は中央の2本を握ります。

ブレーキは外側の2本にあります。

つまり、通常時はブレーキはすぐにかけられません。

…すごぃ…。(僕の第一印象)


別に命を削って乗れって話ではないですが、

そこまでして速くしたいのね、っていう執念が垣間見えるのがまた良いのです。





ここでちょっとパーツ各種紹介。


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リアディレイラーは6700アルテグラ。10速です。

見た目は6800と同じ感じ。

走った感じは…、ちょっとチェーンと絡んでる感じ?調整かもだけどまあでも許容範囲。



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GIANT独自設計のダイレクトマウントブレーキ。

パット見クロスバイクのVブレーキのようにも見える。

特殊そうで若干心配。リアブレーキはBB下でますますやりづらそう。



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内装ケーブルはトップチューブから突っ込むタイプ。これも初めて。

雨とか降ったらどうなるんだ?フレームで貯水できる?



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やはりTTフレームの醍醐味、ダウンチューブのエアロ形状。

一言でかっくいい。(正直フレームのデカールデザインはイマイチだけど…)




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そしてそして、何よりこのシートピラーからのシートポスト。

まっすぐさが良い。美しい。

5年前くらいは多かった気がするけど最近は全然見ない。これが良くて買ったも同然。




そして命名します。「けんじさん」と。



なんだかんだ書いて、要は完全に競技用自転車です。


僕の自転車に関する一つの目標が、「全ての乗り方を体感できる自転車を持つこと」。

現在を見ると、

・クロスバイク → だいすけさん(フラットハンドル導入で無理やりクロスバイク)

・ロードバイク → ゆうすけさん(塗装屋さんにお泊り中未だ帰ってこず)

・シクロクロスバイク → なし

・グラベルバイク → なし(将来的にピエ2号でも可)

・TTバイク → けんじさん

・マウンテンバイク → なし



全部叶えようとすると6台必要で、置き場所あるのかどうかはとりあえず置いといて。

全てレースに出るレベルのパーツにはしたいかなあ。

お金がほしい…。




そして、重大発表ですが、

台湾一周旅行に出ることしました。


次回はそのはなしをしましょうか?

では。




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